深い緑のケヤキ並木沿いに、明るくキュートなカフェがあります。その名もchit chat cafe(チットチャットカフェ)。オープンテラスでは外国人男性がカップを片手にくつろぐ横で、ママに手を引かれた子どもがドアを開けてうれしそうに店の中に吸い込まれていきます。ここ、一体どんなお店なのでしょうか?

Vol.8 カフェ? ギャラリー? 英会話教室! ... chit chat cafe

2010.08.02

 見た感じ、明らかにカフェ。でもなんかちょっと違う雰囲気……。もえぎ野の並木道沿いにあるchit chat cafe(チットチャットカフェ)は、確かにカフェでもあるのですが、それは顔の一つに過ぎません。chit chat cafeの本当の顔は、英会話教室。店名の通り、ちょっとカフェでくつろぐように英会話を楽しもうというコンセプトで、2008年春にオープンしました。

 

2階のキッズルームは、保育園といってもいいほどの広々、のびのびした雰囲気。ここでなら子どもたちは安心して楽しくレッスンが受けられるだろう

 

 店内は、1階がカフェで、2階がキッズルーム。子どもが2階で英語のレッスンを受けている間、お母さんは1階でお茶を飲みながらくつろいで待つ。待っている間、外国人講師にマンツーマンで英会話を習ってもいい。そんな自由なスタイルで英語にふれることができるのが魅力です。

 「お母さんたちは、子どもの習い事の送迎や、待機などを含め、どうしても子ども中心の生活になりがち。その割には労われることも少ないですよね。せめてここでは、待っている間にリラックスしてもらいたくて」

 そう話すのは、オーナーの米田実香さん。大手の英会話スクールで働いていた経験を生かしながら、この街の生活者のニーズに合ったスクールをつくりたいと考え、カフェ併用の英会話スクールという新しい形を生み出しました。

 

英単語のカードなど、米田さん手づくりの教材も豊富。生徒さんのニーズに合わせて、必要なものはすぐにつくっていく

 

 

 英会話スクールは、子ども向けのグループレッスン、マンツーマンレッスンがあり、絵本を読んだり工作をするなかで、自分の要求を英語で伝えることで、自然と英語を身につけていきます。また、ベビーとママが一緒に楽しむクラスもあります。大人のマンツーマンレッスンでは、旅行前、プレゼンの準備、外国の方に料理を教えるなど、その人のニーズに合ったオーダーメイドのレッスンを提供。充実したカウンセリングには定評があります。

 

ものづくり市、もったいない市は、2カ月に1回程度の頻度で開催。子どもを連れた女性たちが集い、買ったスイーツを食べながら談笑する姿が見られた。直接作家から作品を買えるのもうれしい

 

 

 ここで得られるのは、英会話のスキルだけではありません。地元のものづくり作家による手づくり市や、いらなくなった子ども服などを交換するもったいない市など、定期的にイベントも開催。先日開催されたものづくり市では手づくりキャンドルや石けん、布小物、自然派スイーツなど、カフェのテーブルを使って小さな市が並びました。地元のママ友ネットワークともつながることができるのがchit chat caféです。

 

カフェメニューはコーヒーや紅茶、ハーブティーなど。カフェだけの利用も可能なので、気軽に立ち寄ってみては

 

 ほかにも、毎月1回のペースでマクロビオティックの料理教室も行っています。予約制ですが、ランチだけでの利用も可能。肉や魚、牛乳や卵など、動物性の食材をいっさい使わないマクロビオティックのメニューはとてもヘルシーです。もちろん、カフェやイベントは、英会話スクールの生徒以外でも参加可能です。

 

七夕の日のマクロビオティックランチは、カレーの天の川の上に星型の玄米が何とも粋。七夕にちなんだそうめんとトマトのサラダ、スープやお惣菜がついて1000円は破格!(教室から参加の場合は3000円)。料理を担当するのは管理栄養士・製菓衛生師の石原博子さん

 

 「この地域にはものづくりをしている方が多く、ここには多彩な方々が集まってきます。最初はイベント目的で来ていた方も、お友達や子どもを連れて一緒に英会話に通ってくださったりと、少しずつ街に溶け込むことができてきました。chit chat cafeのテーマは、つながりとコミュニケーション。それが、着実に定着してきているかな」(米田さん)

 人との出会いを大切にし、これだと思ったらすぐにやってみる。米田さんの女性ならではの柔軟な発想と行動力によって、英会話スクールという一つの業態にとらわれない新しい場が生まれました。地域に開かれたコミュニティ・カフェとしての顔に、期待します!

オーナーの米田さん(左)と講師のナイルズ先生。子どもも大人も平等に、ていねいかつ明るい米田さんの対応は、とても気持ちいい

 

キタハラ’s eye

買い物に行く時にいつも通っていたchit chat cafe。「ここ、何の店だろう? 英会話教室みたいだけど……」。気にはなりつつも、なかなか入る勇気のなかったキタハラですが、6月のものづくり市に参加して、その楽しい雰囲気と居心地のよさに、すっかりくつろいで長居してしまいました。取材で米田さんにお会いして、その人柄にも魅せられて、また遊びに行きたいなあ、と思いました

chit chat cafe(チットチャットカフェ)

住所:神奈川県横浜市青葉区もえぎ野28-1 

TEL:045-489-4466

OPEN:平日11:00〜21:00、土日11:00〜18:00

定休:なし

駐車場:1台

アクセス:東急田園都市線藤が丘駅徒歩12分 →Google Mapで見る

http://www.chit-chat-cafe.net/

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ecolocoライター・キタハラprofile

キタハラマドカ
山形出身。地元タウン紙記者時代にバダイと縁ができ、以来この街を「新しいふるさと」と定める。フリーライターとして食、住、子育て、地球環境の記事を各種媒体で執筆。自宅で生まれたecoloco娘の食を記録したブログ「たまごはん」更新中。
http://tecology.exblog.jp/

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