

世界には様々な森林認証制度がありますが、東南アジアのように違法伐採が問題になっている地域もあれば、原生林の環境破壊に悩む南米など、森林環境問題は国によって様々です。
気候、地域性、歴史、文化、植生、生態系、林業の体系の違いなど、その国の実情に合わせた認証制度があってしかるべきです。
日本では、人工林が適切に維持管理できないまま放置され、森林が劣化していることが一番問題になっていることから、日本独自の認証制度として2003年に始まったのがSGEC(Sustainable Green Ecosystem Council:『緑の循環』認証会議)です。
SGECには、以下の7つの基準があります。
(1)認証対象森林の明示およびその管理指針の確定
(2)生物多様性の保全
(3)土壌および水資源の保全と維持
(4)森林生態系の生産力および健全性の維持
(5)持続的森林経営のための法的、制度的枠組み
(6)社会、経済的便益の維持および増進
(7)モニタリングと情報公開
これらの基準を満たして第三者機関から認証を受けた「SGEC 認証森林」の林産物が、「SGEC 認証林産物」(丸太や材木のほか、木炭やシイタケなども含む)として認証され、ラベリングによって表示管理されます。
ウィズのような「SGEC 認定事業体」では、製造加工や保管、出荷、建築竣工に至るまでの流通過程において、認証林産物がほかの製品と混じらないように分別管理します。
消費者にとっては、SGECの認証ラベルによって、環境に配慮し、持続的に維持管理された森林の木製品を選ぶ指標になります。
つまり、市場での経済活動を通して、日本の森林と林業を守ることにつながるのです。




