

どんぐり農園があるのは町田市三輪町です。この地にも歴史あり
現在、寺家ふるさと村と隣接する町田市三輪町周辺では「町田の環境文化を育む多摩丘陵・谷戸山回廊の保全・再生」をテーマに、三輪緑地の都市公園緑地化計画が進められています。
この地域には谷戸が多いことから、いわゆる里山のことを「谷戸山」と呼んでいます。
NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークも、この地区で活動する団体の一つとして三輪緑地基本計画作成のワークショップに毎回参加しています。
先日、第4回のワークショップが開かれ、NPOを代表して私も理事長とともに参加してきました。
今回は緑地内の数ヶ所に設置されるバリアフリーエリアについての議論が中心となりました。そもそもこの地域にはバリアフリーに適した傾斜の場所が少なく、計画案を見ると無理矢理組みこんだ感じがしないでもありません。都市公園法に照らし合わせるとバリアフリーエリアの設置が必要不可欠なのかもしれませんが、やはり行政主導の計画と実際にその地域で活動している人々との感覚には大きな隔たりがあるように感じました。
ところで、配布された資料の中に「三輪町の由来」という資料があって、それを読んで初めて知ったのですが、「三輪」という地名は 奈良県にある「三輪」からきているそうです。
私は関西出身なので「三輪」というと「三輪そうめん」をすぐに思い出すのですが、奈良県桜井市にある三輪山は万葉集などにも詠まれた信仰の山で、ふもとにある三輪明神として知られる大神(おおみわ)神社のご神体として有名です。 最近では、パワースポットとしても人気があり、たくさんの観光客が訪れます。
この大神神社の社史には、武蔵国の三輪神社(上下二社)にご祭神を贈られたと明記されているとのこと、つまり、上三輪の熊野神社と下三輪の椙山神社は、大和の国の三輪明神、大神神社の末社であることが確認されているそうです。
また、古文書によると、この地の歴史は第56代清和天皇の御代、つまり千百年余り昔に遡るとのこと。大和国城上郡三輪ノ里の大物主神社(大神神社)の社史として、斎藤氏、荻野氏が遣わされて移住し、三輪の名称がつけられたと記されているとのことです。三輪町に斎藤姓、荻野姓が多いのもうなずけます(出典:「町田の民話と伝承」)。
人の住むところに歴史あり。寺家ふるさと村と三輪町周辺も、由緒ある場所として自然と文化を遺していかなければならないと感じました。




